この記事をまとめると
■お金に余裕がある人にオススメしたい2台目のクルマを独断と偏見でピックアップ
■本当にお金がある人は派手なことを好まない傾向にあるという噂も……
■クルマはほどほどに別のことにお金を投資する人も多いのがお金持ちの世界なんだとか!?
ホンモノのお金持ちは派手を好まない
どことは言えませんが、一流クラブのチイママから教わった「本当のお金持ちの見分け方」。一例を披露すると「高くて派手な腕時計してる人はまったくダメ。むしろ、グランドセイコーみたいに高くてもハズしている人なら信頼できる」てな感じ。
これ、クルマでも似たようなものでして、高額なクルマに乗っていれば大金持ちかっていうとさにあらず。むしろ「お金ならいくらでもあるけど、俗っぽいのはちょっとね……」という方のほうが想像よりはるかに多いのです。そんな方々が乗るべきクルマ、面白半分にセレクトしてみましょう。あ、念のため「2台目としてもアリ」とお断りしておきますよ。本命1台だけって大金持ちもそう多くないでしょうし、ね。
DS7クロスバック E-TENCE
古の服飾家にいわせると「真のオシャレというのは、通り過ぎた後しばらく経ってから振り向かれる」そうですが、DS 7はまさに通りすぎた後「あれはRAV4でもハリアーでもなかったな」と振り向かれる慎ましやかなニュアンスがいい感じ。
で、セレクトすべきはハイブリッドモデルのE-TENCE一択で、なぜかと言えば専用のボディカラー&インテリアにパールホワイトがあるから。車体はとにかく、レザーインテリアがアイボリーやホワイト系というとたいていの小市民は「汚れる→下取り下がる」みたいに考えがち。「パンがないなら、お菓子食べたらいいのに」で有名なマリー・アントワネット的に「汚れたら、買い換えたらいいのに」と普段からガシガシ乗る! デニムの色が移る? そんなの関係ねー! でいいのです。
DS 7はご承知の通りシトロエンやプジョーとシャーシを共有していますが、DSブランドの差別化に心血を注いでいるので、乗心地や静粛性は頭ひとつ抜け出しています。また、レンジローバーやゲレンデといったお金のアイコンたちに比べ、実用的な取りまわしというアドバンテージも無視できません。ピカピカに磨きすぎず、毎日ガシガシ乗ってるよ! てな雰囲気が余裕を醸し出してくれることでしょう。
ボルボ S60 T5
いまどきDセグメントの輸入セダンを買おうと思うと、ベベンのベンとかビーエムを選びがち。だってほかに選択肢なくね? ってことなんですが、ここはボルボの実直なセダンを選んでみてはいかがでしょう。
本当は吊るしというか、ベースグレード(T4)でもいい感じなんですが、電子制御サスが選べませんのでひとつ上のグレード、T5でいかがでしょう。だいたい、ドイツ製セダン売ってる新興ディーラーって悪い意味で「どのお客様も平等におもてなし」とくるわけで、お金たんまり使ってくれる「お得意様」って意識が薄いんですよね。だから、残価設定ローンやいんちき臭いリース契約でしかリピーターを生み出せないのかもしれません。
ともあれ、S60の場合はベースから最上級グレードまでルックスにそれほどの差異がなく(ホイールの大きさくらい)いずれも、いい意味で「地味」。これみよがしなバッジやグリルでなく、どこまでいっても「ドクターズチョイス」てなイメージが漂います。
これ1台きりでも十分、素封家の空気が醸せるはずですが、ペアリングするとしたら吊るしの930とかジャガーE-typeなんて手がかかりそうなクラシックなんか想像したら楽しげじゃないですかね。