すでに納車が数年後になるグレードもあるという
実際、首都圏にある日産ディーラーの話によると、2022年内に割り当てられている新型フェアレディZの台数は、すでに受注している台数の10分の1にも満たない数となっているようで、発表後すぐに納車されるユーザーは初期に注文を入れたごくわずかの人に限られてしまうという。
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それ以降に注文を入れたユーザーにも順次クルマが届き次第納車されるということだが、もし販売会社に納められる台数が増えずに横ばいとなると、先行注文を入れたユーザーであっても、納車まで数年待たなければならなくなる可能性もあるし、なかにはすでに4~5年待ちと伝えられたという声も聞かれている。
また、実際にフェアレディZを注文するにあたっては転売禁止の書面へのサインが求められるほか、「万が一車両を供給できなくなった場合はキャンセルとなる可能性がある」旨の承諾書にもサインが必要と言われているのだ。
もちろんメーカー側も欲しいと思ってくれたユーザーすべてに車両を届けるべく日夜努力をしていることだろうが、先行き不透明なコロナ禍や不安定な世界情勢が影響していることを考えるとやむを得ない措置と言えるのではないだろうか。