この記事をまとめると
■ダイハツ・タントの一部グレードがマイナーチェンジを敢行
■新グレードとして「ファンクロス」が登場した
■販売開始は2022年秋頃を予定している
アウトドアユーザーにピッタリなモデルが登場!
ダイハツ・タントと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「スライドドア」を搭載した軽スーパーハイトワゴンという点だ。初代モデルは2003年に登場し、軽自動車のあるべき姿を変えてしまうほど大きな影響力を持っていた、まさにクルマ業界における記念碑的な1台だ。
なお、タントは誕生からもうすぐ20年を迎えるご長寿モデルでもある。今までにさまざまなモデルや特別仕様車をラインアップし、多くのユーザーに愛されてきた。現行モデルは、新プラットフォーム「DNGA」を導入し、2019年に登場したモデルで、その高い走行性能や質感が高く評価されたのも記憶に新しい。そんな同車に今回、変更と新モデルの追加が行われる。
まず1台目は、比較的若いユーザーに人気が高い「カスタム」のマイナーチェンジを敢行。このモデルは、現行モデルからフロントフェイスを大幅に変更し、押し出し感を強めた大人の上質・洗練さを表現した1台となっている。機能などはそのままとなっているので、今まで評価の高かった使い勝手の良さなどはそのままだ。
そして、今回の新モデルとして注目したいのが、まったく新しいタントと言っても過言ではない「ファンクロス」の設定だ。同モデルは見た通り、アウトドアなどの屋外レジャーで使うことを視野に入れて仕立てられたグレードとなっており、さまざまな専用装備が奢られている。
例えば防水加工されたシートバック。これは、リヤシートを倒してラゲッジスペースを最大限利用したいときに効果を発揮する。防水加工されているので、濡れた物を積み込む際は大きなメリットとなるだろう。サーフィンやスキーやスノーボードで遊んできた後、ギアをそのまま収納してもお手入れが簡単だ。
また、ラゲッジ側にもルームランプを装備し、使い勝手を向上させているほか、USB電源も用意されているので、アウトドアなどで使用するアイテムの充電もできる。こういった細かい配慮も「ファンクロス」がアウトドアユーザーに向けて仕立てられた1台という証だ。ベースはタントなので、大きな開口部を持つスライドドアなど、素性の良さはお墨付き。
エクステリアも遊び心溢れる専用パーツで仕立てられているので「ギア」として末長く愛せるだろう。
新しく生まれ変わった「タント カスタム」と「タント ファンクロス」の販売は2022年秋頃を予定している。軽自動車の購入を検討していたユーザーは、両車の正式受注開始までもう少し待ってみてはいかがだろうか。