有料オプションでより軽量なパーツ類が装備できる
インテリアは、フルバケットシートと4つのロータリースイッチが付いたステアリングホイールを標準装備。これはGT3 RS特有のもので、ドライブモードやDRSのオンオフもこのロータリースイッチでできるようになっている。メーターパネルのセンターには、アナログ式のタコメーターを配置し、その左右にはデジタルモニターがレイアウトされる。さらに、無料のオプションとしてクラブスポーツパッケージの利用も可能で、そのなかにはスチール製のロールバー、ドライバー用6点式シートベルトが含まれている。
また、911 GT3 RSでは有料オプションのヴァイザッハパッケージも用意されている。ヴァイザッハパッケージを選べば、フロントリッド、ルーフ、リヤウイングのパーツ、ミラーのアッパーシェル、これらがすべてカーボン織り目仕立てに変わり、フロントとリヤのスタビライザー、リヤのカップリングロッド、リヤアクスルのシアーパネルはCFRP製となる。さらに、磁気テクノロジーを採用したPDKパドルシフトもヴァイザッハパッケージのトピックのひとつで、変速時の手応えがシフトチェンジをダイナミックなものにしてくれる。スチール製より6kg軽いCFRP製ロールバーや、オプションで用意されるマグネシウム鍛造ホイールなど、軽量化に対しても妥協がない。
パワーユニットは自然吸気の4リッター水平対向6気筒エンジン。最高出力は525馬力とベースのGT3よりも高出力になり、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は296km/hというパフォーマンスを披露する。
新型ポルシェ911 GT3 RSの価格は3134万円。全国のポルシェ正規販売店にて予約受注中。
出力向上が図られた自然吸気の水平対向6気筒エンジンと、隙のないエアロダイナミクス技術の採用により、911 GT3 RSがサーキットで最高のパフォーマンスを披露してくれることは間違いなさそうだ。