この記事をまとめると
■東名高速や中央道などに、夜間や雨天でもはっきり見える白線がある
■超高輝度路面標示用塗料「スリットラインプラス9工法」によるもの
■主要国道の排水性舗装の区画線や道路標示としても使われはじめている
悪条件下での反射性能が従来の3倍以上にアップ!
東名高速や中央道で、夜間や雨天でもはっきり見える車線境界線や区画線(白線)を見たことがないだろうか?
あの視認性に優れたラインは、超高輝度路面標示用塗料「スリットラインプラス9工法」によるもの。
これまでのラインは、雨などで水没してしまうとかなり視認性が悪くなってしまうが、スリットラインプラス9では、高性能反射ブレンドビーズを使用。
悪条件下での反射性能を従来工法の3倍以上にアップ。ラインが水没したとしても反射しやすくなっている。
名称の「プラス9」は、オーストリアで100年以上の歴史を誇るガラスビーズメーカー、M. スワロフスキー社の高屈折ビーズ「plus9spots BEADS」と高反射エレメントを組み合わせたことに由来する。
溶融直接流下方式(SNL工法)により、スリッター部が路面に接地しないため、路面の凹凸等による影響を受けにくく、規定塗布量の維持ができるのと、排水性舗装の空隙への流れ込みが少なく、排水機能への影響が少ないというのも大きな特徴。
すでに東名高速や中央道、名神高速といった高速道路の採用実績があり、主要国道の排水性舗装の区画線や道路標示としても使われはじめている。
日本は年間の3分の1が雨なので、「スリットラインプラス9工法」のような雨天に強い、そして夜間も見えやすい道路設備の普及は、どんどん広げていって欲しい。