店舗型対応だからこその安心感
対するレンタカーは、会員登録が不要で借りることができるところがほとんどで、保有している車両の台数や車種も豊富であるため、急にクルマが必要になった場合でも、適切な車両をすぐに借りることができる可能性が高い。
車両も基本的に洗車、清掃が完了した状態のものがあてがわれるため、快適なドライブが楽しめるだけでなく、車両に不具合がないかも同時にチェックされているため、安心感が高いとも言えるだろう。
そしてレンタカーは数時間~数日単位で使われることを前提とした料金設定となっているため、長期休暇で帰省するなどといった使い方をする場合はカーシェアよりも圧倒的に安い金額で使うことができるし、ビジネスユースなどでは“マンスリー料金”といったものも設定されていてオトクに長期間借りることができるのだ。
また、カーシェアでは基本的に借りたステーションに返却するのが前提だが、レンタカーの場合はほかの営業所に乗り捨てをすることができる(店舗によっては不可)ので、出先のホテルの近くで車両を借りて、最後は駅や空港の近くに返却するというパターンや、引っ越し先で返却するパターンなども自由自在となる。
一方のデメリットは、基本的に対面で借受の手続きをするため(最近は対面なしのセルフも存在する)、出発までに時間がかかることや、レンタカーの店舗まで足を運ばなければならないこと、そして営業時間内の出発及び返却が大前提となることが挙げられる。
また基本的に燃料は満タン返しとなるので、ガソリンスタンドに寄る時間も考慮しなければならないなど、制約が大きいこともデメリットと言えるかもしれない。
このように使い方によってメリットデメリットが発生するカーシェアとレンタカーであるが、最近では個人間カーシェアや、旧車のレンタカーなどアクティビティとして楽しめるものも増えてきているので、愛車をお持ちの人も1度使ってみるのも面白いかもしれない。