手作業で作られるからこその豪華な造り
インテリアには、白黒ツートンのウィンザーレザーのレカロ製スポーツシートが奢られ、レザートリムがダッシュボードやドア、ヘッドライニングまで続いている。さらに、ナビゲーションとモバイルデバイスとのコネクティビティを統合したランドローバー・クラシックの最新インフォテイメントシステムを装備する。
また、ダッシュボードの中央部分には、エリオットブラウンによるビスポークのランドローバートロフィーの時計を配置。その盤面には、ボディ同様のカモフラージュデザインが反映されている。
パワートレインは5リッターV8エンジンで、最高出力405馬力、最大トルク515Nm。そのパワーは、8速ATと4輪駆動を介して路面にしっかりと伝えられる。
解体と組み立てはすべて手作業で行われるため、販売台数は世界限定25台。その内訳は、90(2ドア)が10台、110ワゴンが10台、110ダブルキャブピックアップが5台となる。気になった人はすぐにディーラーに問い合わせをした方が良さそうだ。
もし購入が叶った暁には、ランドローバー・クラシックが独自に企画する3日間の「トロフィー・コンペティション・イベント」への参加が認められ、限定車の性能を思う存分に体感することができる。
また、今回の限定車の発売を記念して、ディフェンダー「ワークスV8トロフィーII」をモチーフにしたエリオットブラウンの腕時計も限定1000本が発売されるとのこと。
さらに、先代ディフェンダーをまるでディフェンダーワークスV8トロフィーIIのように変身させる、ランドローバー・クラシックの純正アクセサリーが、2022年後半に発表されるとのことなので、すでに先代ディフェンダーを所有している人はこちらに期待だ。
もはや新車では購入することができない先代ディフェンダー。そんな先代ディフェンダーを、メーカー自らがレストアしてオールテレイン性能を高めた限定車として送り出すというのだからたまらない。ディフェンダーマニアにとっては見逃すことができないモデルではないだろうか。