最終的な完成は2040年!
日本橋地区地下化の具体的な方法は、C1の神田橋JCTから、現在は東京駅地下部を通っている八重洲線の一部を活用し、新設する地下工事部で日本橋川の西河岸橋と日本橋の下を通り、C1江戸橋JCT付近で地上に出るというルートとなる。
これに伴い、C1の呉服橋出入口と江戸橋出入口に加えて、八重洲線の常盤橋出入口が廃止となる。
地下化部分は、上下線2つのトンネルで、幅員3.25mの2車線路となる。こうした地下部分には、営団地下鉄の半蔵門線や銀座線、都営地下鉄の浅草線のほか、地下埋設物などがあるため、慎重かつ高度な工事が必要である。
こうして始まった巨大工事だが、トンネル工事が終わるのは、なんといま(2022年)から13年後の2035年度。
さらに、現在の高架部分の撤去にさらに5年を要して、最終的に完成するのは2040年度を見込んでいる。
首都高速日本橋区間地下化事業は、まだまだ初期段階なのである。