この記事をまとめると
■スポーツモデルと同じクルマでありながらエンジンが残念なクルマをピックアップ
■エンジン形式まで同じ場合もあるので、購入前に細心の注意が必要なモデルもある
■不安な場合は、購入前に詳しい人やスタッフに聞くほうが安心だ
普通のエンジンを載せてるそっくりモデルにご注意を
一見すると普通のクルマなのに、じつは高いポテンシャルを持つ心臓部を持つクルマのことを「羊の皮を被った狼」などと表現することがあるが、その逆に速そうな見た目なのにちょっと物足りないエンジンを搭載したモデルというのも存在する。
有名なところだと、漫画「頭文字D」の作中でも登場するスポーツツインカムエンジンを搭載する「AE86」に対して、スポーティさとは無縁のSOHC1.5リッターエンジンを搭載する「AE85」が存在するようなものだ。
今回はそんなスポーツエンジンを搭載したグレードが知られている車種に潜む、じゃないエンジンを搭載したグレードをご紹介したい。
日産・スカイライン GXi(R32型)
R32型のスカイラインといえば、GT-Rを頂点としてRB型の直列6気筒エンジンを搭載したスポーティなモデルというイメージがあることだろう。
しかし、4ドアセダンのもっともベーシックなグレードである「GXi」に搭載されるエンジンは6気筒ですらないCA18i型の1.8リッター直列4気筒エンジンとなり、その出力はわずか91馬力(カタログ値)となっているのだ。
※画像はGTS25 TypeX・G
この数値は1リッターターボエンジンを搭載するトヨタ・ルーミー(98馬力)を下まわるものとなっており、R32の持つスポーティなイメージとは程遠いスペックと言えるだろう。