この記事をまとめると
■キャデラックが次世代最高級EVセダンのコンセプトカーとなる「セレスティック」を公開
■セレスティックは、キャデラックの全車電動化の未来を表現するモデルとなっている
■セレスティックの量産モデルは後日あらためて発表される予定
新しいのに懐かしい! ブランドの伝統を織り込んだEVセダン
アメリカを代表するラグジュアリーブランドのひとつであるキャデラックであるが、そもそもキャデラックはアメリカのドメスティックなブランドであり、グローバル化を志したのは1990年代に入ってからと遅かった。しかしながら、1990年代以降、キャデラックのグローバル化は急激に進み、コンパクトセダンを発売したり、車名を「アルファベット+数字」に改めたりと、ブランドには大きな変革がもたらされてきた。
そんなキャデラックであるから、世界的なカーボンニュートラルの実現に向けた歩みにもいち早く反応を示している。2030年までには、ラインアップのほとんど、もしくはすべてを電動化することも宣言しているのだ。その先駆けとして、すでにキャデラックでは、ブランド初のEVとなるSUVのリリックの量産を開始している。
EVメーカーとしてのキャデラックの新章はリリックによって始まっているが、そこに今後、確実に加わることになるのが、EVフラッグシップセダンである。そしてキャデラックは、未来のEVフラッグシップセダンの誕生を予感させるモデルとして、「セレスティック」というショーカーを公開した。
キャデラック・セレスティックは、キャデラックの全車電動化の未来をリードするために構想されたモデルであり、ブランド120年の伝統からインスピレーションを受けたモデルで、今後のキャデラックのデザインエンジニアリングチームにとってはひとつの資金石となっている。