通行止めはドライバーの安全を第一に考えての対応
濃霧による通行止め
平成27年度 大分自動車道 湯布院~日出JCT間ほか 通行止め時間314.1時間
平成28年度 大分自動車道 日出JCT~別府湾SAスマートIC間ほか 通行止め時間265.4時間
ライトを点灯していても数メートル先が見えないこともある濃霧は、経験したことがある人ならその恐怖が分かると思うが、濃霧による通行止めは圧倒的に大分県を走る高速道路が占めており、大分自動車道以外にも宇佐別府道路や日出バイパスなどが上位を占めていた。
その他の災害・悪天候による通行止め
最後は雨、雪、濃霧以外の悪天候や地震、強風、越波などの自然災害による通行止め時間をチェックしてみたい。
平成27年度 西湘バイパス 石橋~早川間ほか 通行止め時間85.1時間
平成28年度 大分自動車道 湯布院~日出JCT 通行止め時間562.6時間
平成27年度の西湘バイパスは越波による通行止めとなっており、次点となった東名高速道路 富士~富士川スマートIC間も同様に越波の影響となっていた。
一方、平成28年度の大分自動車道は同年4月に起こった熊本地震の影響による通行止めとなっており、次点の九州自動車道 益城熊本空港~嘉島JCTも同様の理由で通行止めとなっていた。
強風ですぐに通行止めになるイメージの強い東京湾アクアラインは、平成27年度が41.3時間、平成28年度は67.4時間と、ワーストに比べると短いものの、コンスタントに(?)通行止めとなっている。
高速道路が通行止めと聞くと憤りを覚える気持ちもわかるが、通行止めとするのは何よりそこを走るドライバーの安全を第一に考えてのこと。そのことを考えて心穏やかに通行止め解除を待ちたいところだ。