便利かつ秀逸なデザインは輸入車ならでは
BMW 3シリーズ/5シリーズ ツーリング
BMWの3シリーズ及び5シリーズに設定されたステーションワゴンであるツーリングには、現行モデルに至るまで、「独立開閉式リア・ウインドー」と名付けられたガラスハッチが用意されている。
現行型についてはリヤウインドウが開くとラゲージエリアカバーも持ち上がり、ウインドウを閉じればカバーも自動的に下がるという、高級車らしい装備も備わっているのだ。
しかし、あまりにリヤウインドウの処理が秀逸すぎるからか、オーナーであってもこの部分が開閉することを知らないケースが多く(とくに中古車で購入したユーザー)、意外に知られていない装備となっているようだ。
プジョー・リフター/シトロエン・ベルランゴ
兄弟車関係に当たるプジョー・リフターとシトロエン・ベルランゴ。デザインは大きく異なるが、基本骨格を共有していることで、リヤゲートに備わるガラスハッチも両車ともに備わる装備となっている。
しかし、ガラス部分が比較的高い位置にあり、開口部もそこまで広くないため、荷物を取り出すにはやや不向きで、もっぱら荷物を入れる専用の使い方となるかもしれない。
ただ車両に備わるフレキシブルラゲッジトレイを使用して、上げ底状態とすれば手が届く範囲に荷物を置くことも可能となるので、使い方次第で可能性が広がる装備と言えるだろう。