この記事をまとめると
■全日本ジムカーナでGR86が初勝利した
■パワーが重要視されるコースでは新型となった86は有利と言えそうだ
■山野哲也選手は自身22回目の全日本タイトルを獲得した
GR86が全日本ジムカーナで初勝利
全日本ジムカーナ選手権第6戦が7月23日〜24日、岡山国際サーキットで開催。1600cc以上の二輪駆動のPN車両で争われるJG7クラスで、トヨタGR86を駆る西野洋平がシーズン優勝を獲得、ついにトヨタの新型FRスポーツが舗装のスピード競技で初優勝を獲得した。
全日本ダートトライアル選手権では第2戦のスピードパーク恋の浦でトヨタGR86を駆る山崎利博が初優勝を獲得したほか、全日本ラリー選手権では2021年の実質的な最終戦として開催された久万高原ラリーでスバルBRZを駆る竹内源樹がデビューウインを獲得。さらにトヨタGR86としても第6戦のラリー・カムイで山本悠太がシーズン初優勝を獲得するなど、トヨタ/スバルの新型FRスポーツはBライ競技で比較的に早い段階から素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。
しかし、その一方で全日本ジムカーナ選手権においてトヨタGR86/スバルBRZは苦戦を強いられ、表彰台こそ獲得するものの、未勝利の状態が続いていた。
というのも、トヨタGR86およびスバルBRZの主戦場となるJG7クラスにはトヨタGR86/スバルBRZの新型FRスポーツのほか、スズキ・スイフト、ホンダ・シビックなどさまざまなマシンが参戦しているが、そのなかでアバルト124スパイダーを駆る若林隼人が躍進。開幕5連勝を達成するなどパイロコースやミニサーキットを問わず、ライバルを寄せ付けない速さを見せていた。