日産 スカイラインクロスオーバー
2009年に日本での販売が開始されたスカイラインクロスオーバーは、海外ではインフィニティブランドからEXとして販売されていたモデル。
現在で言うところのクーペSUVといった流麗なフォルムを持ち合わせていたのだが、登場する時代が早すぎたのか、新車当時はそこまで人気車種となることもなく1世代のみで姿を消してしまった。
そんなスカイラインクロスオーバーの心臓部には、VQ37VHR型と呼ばれるV型6気筒の3.7リッターエンジンが採用されており、その出力は330馬力を発生するだけでなく、レッドゾーンが7500回転からという、排気量に似合わぬ高回転型エンジンとなっていたのだ。
なにせこのエンジンはあのフェアレディZにも搭載されていた名機であるので、見た目に反したスポーティな走りを実現するには十分なものだったのである。
光岡 ガリューX
光岡がリリースしていたミドル~大型クラスセダンのガリュー。現在まで5世代のモデルと、派生車種としてガリュー2-04及びガリュークラシックが存在している。そんな歴代ガリューのなかで、もっともハイパワーなモデルが2代目となるガリューIIにわずか10台のみ生産された「ガリューX」である。
ガリューIIはY34型のセドリック/グロリアがベースとなっているのだが、このガリューXは輸出仕様のインフィニティM45がベース。
このM45には日本仕様のセドグロには搭載されていない340馬力を発生するVK45DE型エンジンが搭載されており、その車両を新車で並行輸入したのちにガリューXへと生まれ変わったというワケだ。
通常のガリューIIは2.5リッターと3リッターのみのラインナップとなっていたため、一気に1.5リッター~2リッターもの排気量アップということなるので、その実力は折り紙つきとなっている。