この記事をまとめると
■クルマに対する暑さ対策を紹介
■バッテリーやラジエターなども大きな負荷がかかるので要注意だ
■缶スプレーや乾電池は爆発の危険性が高いので下ろしておくのが無難
酷暑はクルマにもデメリットだらけ
6月にして40度を超えたエリアもあった今年の夏。
これほどの猛暑になると、クルマも人も調子を崩すなど、何らかのトラブルがでてもおかしくない。そこでこの夏の猛暑を安全に乗り切るための要点をいくつか確認しておこう。
クルマ編
まずはクルマの点検から。
真夏のトラブル第1位は、バッテリー上がり。エアコン全開、スマホを充電。そこにオーディオ、ライト、ワイパーなどが加わり、さらに渋滞が重なれば、バッテリーにかかる負荷は相当なもので、弱っているバッテリーならすぐに音を上げてしまう。
バッテリーの平均寿命は2~3年なので、4年以上未交換なら新品への交換がおすすめ。まずはディーラーや量販店、ガソリンスタンドにある専用のテスターでコンディションチェックを受けてみよう。
次にラジエター関係。エンジンが冷えている状態で、リザーバータンク内の水位を確認。そして樹脂製アッパーのカシメ部分や、ホースの接続口から冷却水の漏れはないか、ホースが硬化していないかなども要チェック。できればラジエターのフィンに落ち葉やゴミなどが詰まっていないかも点検しておきたい。
命綱のエアコンも、フロンガスの圧力を測定し、漏れなどがないかを見ておくと安心。エバポレーターの洗浄などもおすすめのメニュー。
タイヤも夏はトラブルが増えるので、溝の残量、キズやひび割れの有無をチェック。そして空気圧の調整も忘れずに。
また、海辺を走ったときは、早めに洗車し塩分を洗い流すこと(下まわりも含め)。夜間の走行で虫の死骸がついた場合も早めに洗浄、除去したい。
もうひとつ、MT車の場合は、クラッチフルードのベーパーロックにも注意。炎天下で渋滞に巻き込まれると、クラッチフルードに熱で気泡が入り、クラッチが切れにくくなることがある。劣化したフルードはとくにそうした傾向があるので、クラッチフルードが変色しているようなら早めに交換を。