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いわゆるジーパンNG! タオル地の服もダメ!? 本革シートのクルマに乗るなら服装に注意が必要だった (2/2ページ)

いわゆるジーパンNG! タオル地の服もダメ!? 本革シートのクルマに乗るなら服装に注意が必要だった

この記事をまとめると

■クルマの本革シートには見た目や座り心地の良さなど、さまざまな魅力がある

■しかし汚れや傷がつきやすいといった特性もある

■本革シートのクルマに乗る時に気を付けたい服装について解説する

デニムは色移りしてしまうことがある

 クルマの上級グレードに採用されていたり、オプションで用意されていることが多い、本革シート。高温多湿や乗り降りによる擦れなど、クルマならではの過酷な状況に耐えうる、特殊な工程と試験を経て作られている本革シートは、見た目の高級感、座り心地の良さ、年月を減ることで滲んでくる風合いなど、いろんな魅力があるものです。本革特有の匂いが好きという人もいますね。機能的には、ほこりが立ちにくく、静電気が発生しないので、アレルギー持ちの方にやさしいというメリットがあります。

 ただ、気をつけたいのはファブリック(布)シートに比べて蒸れやすく、汚れや傷がつきやすいところ。今回は、そうした本革シートのデメリットというべきところに対して、気をつけるべき服装をピックアップしたいと思います。

 まず1つ目は、ラクだからとドライブする時によく履く人が多い、デニム/ジーンズ。これは運転中にかいた汗や雨の日に湿った状態のまま座ることなどによって染料が落ち、本革シートに色移りしてしまうことがあるため、注意が必要です。

 なぜデニムが色落ちしやすいのかというと、基本的にデニムはインディゴ染料が使われているのですが、インディゴ染料は浸透力が弱く繊維内部まで染まりません。また、吸着力も弱いという性質があるので、摩擦によって簡単に色落ちしやすいのです。高値が付いているヴィンテージデニムは、この色落ちがカッコ良くできていることが評価されることからも、デニムが色落ちしやすいことがわかりますね。とくにホワイトやアイボリー、ベージュ系の本革シートの場合は、デニムの色落ちが目立ってしまいますので、どうしても着て乗りたい時には撥水性のあるシートカバーなどで対策するといいですね。

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