この記事をまとめると
■スーパーカーの主な用途を紹介
■スーパーカー同士で集まる場合は似たような属性のオーナーで集まる傾向がある
■オーナーが年に数回しか乗らないケースも結構ある
スーパーカーっていつ乗ってるの?
編集部は、スーパーカーに関する素朴な疑問を次々と投げかけてくる。
「スーパーカーオーナーって、どこで走らせてるんですか? 港区ぐらいでしか見かけないですが……」
さあ、どこなのだろう。私は杉並区在住で、あまり港区には行かないのでよくわからないが、編集部は千代田区にあるので、隣の港区に行くことも多く、そこでスーパーカーを見かけるのだろう。
都心(の一般道)で見かけるスーパーカーの多くは、都心部に住む富裕層がオーナーだ。彼らは、比較的普通にスーパーカーに乗ったりする。たとえば、都心部の自宅から、都心部の自分のオフィスへの通勤とか、都心部でのブランドショップでのお買い物とか。近年、都心部の一般道は渋滞も少なく、多くの駐車場が超高級車対応になっているので、かなり快適である。
一方、私のような大衆オーナーは、通勤にスーパーカーを使うことはない(あるわけない)。もちろんお買い物にも使わない。
では、どこを走らせるかというと、それに関しては多少の変遷があった。なにせ32歳の時から28年間フェラーリに乗っているので。
オーナー初期は、主に箱根のワインディングに走りに行っていた。箱根のワインディングはクルマ好きの聖地。スーパーカーを走らせるなら「ここしかない!」みたいな感じだった。その他、年に1~2回、サーキットでタイムアタックして魂を燃焼させていた。
少なくとも20世紀中は、多くのフェラーリオーナーが、ワインディングを主戦場にしていた。
しかし近年、ワインディングを走るスーパーカーは、かなり減少していると感じる。
かつてはさまざまな自動車メディアに、ワインディングでの走行シーンが登場していたが、現在はめっきり減った。クルマ好きの間でも、「ワインディングを走る」というムーブメントが減っている。決して消滅したわけではないが、私自身、フェラーリで箱根まで走りに行くことは絶無になった。