ただ「オート」を押してない? 猛暑と闘うにはクルマのエアコンの「調整」が必須だった! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いまどきは軽自動車でもオートエアコンが主流

■基本はオートボタンを押すだけだが必ずしも最適とはいえない

■より快適度を増すための各種調整を伝える

調整することでより快適に使用できる!

 猛暑が続くと、クルマに乗るときもエアコンは必須だ。その昔はカークーラーも含めて付いていないクルマがあって、窓をすべて全開にして走っているのを見かけたが、今どきの気候のなかでそんなことをするのは自殺行為だろう。というわけで大活躍のエアコンだが、最近は軽自働車でもオートエアコンが当たり前になってきている。内気循環と外気導入の自動切り替えについては高額車にしか付いていないが、温度設定だけしておけば風量や吹き出し位置については自動で調整してくれる。しかし、一見すると万能なように思えるオートエアコンも、じつは注意すべき点があったりする。今回は注意点を紹介しよう。

温度設定

 将来、AIが発達すれば実現できるかもしれないが、基本となる温度設定は乗員が行う。つまりこの部分はマニュアルモードと言っていい。最適な温度がキープできていればいいが、寒かったり、暑かったりするときはこまめに調整する。とくにキンキンに冷えているのは、乗り込んだとき暑くて設定はそのままということも多く、結果として効きすぎということ。エアコンへの負担も大きく、燃費にも影響するので設定温度を上げてやることが大切だ。

内気循環と外気導入

 冒頭で紹介したように、一般的なオートエアコンには内気循環と外気導入の自動切り替えモードは付いていない。センサーが特殊だし、トラックの後ろなどで排気ガスが進入してくる程度なら自分で切り替えればいいという判断なのだろうが、暑い日にエアコンを効率よく効かせるには、このふたつの切り替えは重要。まず乗り込んで冷えるまでは内気循環で、冷えたら外気導入にする。酷暑でなかなか冷えない場合は内気循環キープでも構わない。内気循環であれば、冷やした空気をもう一度取り込んでさらに冷やすので効率がいい。逆に外気導入だと、あの熱い空気を常に冷やさねばならず、想像しただけでも効率が悪いことはわかる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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