意外とジムニーのポテンシャルは高いとか
ドライバーはこれまで全日本ラリー選手権やKYOJO CUPなどで活躍してきた兼松由奈で、コ・ドライバーはキャロッセの加勢直毅が担当。
同マシンのフィーリングについて兼松は「最初はすごく抑えて走りましたが、徐々にダートの林道を楽しめるようになりました。通常のラリータイヤと違うので難しいところもありましたが、かなりスポーティな仕上がりになっています」と好感触で、さらに「今回は全日本ラリー選手権ということで参加台数が多く、ワダチも深くなっていましたが、そのワダチを使ったり、避けたりしながら全日本らしいチャレンジングな走りができたと思います」と手応えを語る。
残念ながらXC-1クラスの出走はキャロッセのジムニーの1台のみで、やや寂しい状況となったが、それでも同モデルはトラブルに祟られることなく、クラス1位で過酷なラリー・カムイを走破した。
足回りとデフを中心としたライトなチューニングながら、全日本ラリー選手権のSSをスポーティに走行できることから、キャロッセのジムニーは新たなカスタマイズのお手本になりそう。同モデルは9月に開催される全日本ラリー選手権の第7戦「ラリー北海道」にも参戦するだけに、日本屈指の高速ハイスピードラリーでもその動向に注目したい。