【試乗】NISSAN ARIYA に搭載されたプロパイロット2.0の実力が圧巻  日産の”高速手放し運転”なら今後10年は業界トップの高性能! (2/2ページ)

快適な運転と交通事故ゼロを目指した日産の自動運転技術

 そもそも、日産はなぜ自動運転技術にこだわるのか? ひとつは、クルマの最大の強みである「移動の自由」をより安心、より快適に行うためである。交通状況や道路形状、さらにはドライバーの疲れや気分に合わせて自分で運転する「操る喜び」と、クルマにサポートしてもらう「解放される時間」が選べるところにこそ、クルマのさらなる魅力があると考える。

 もうひとつは日産車が関わる交通事故による死亡者を実質ゼロにするという「ゼロ・フェイタリティ」実現のためである。そのためには「人を守る技術」と「少しでも危険に近づけないようサポートする技術」が必要となるが、日産は20年以上に渡って同分野の研究・開発を行っている。プロパイロット2.0に採用される360度センシングは、まさにその技術の結晶と言ってもいい。日産はユーザーがワクワク感を味わえる新モデルを続々と投入しているが、「ワクワク」は〝安全・安心・信頼〞の上で成り立っているのだ。

プロパイロット2.0の ココが凄い ③
「今後10年は業界トップでいられる高性能」

 世界に先駆けて登場したプロパイロット2.0だが、今後10年間は、追従してくる他メーカーの技術に追い抜かれることなく、自動運転技術のスタンダードになり続けると考えられている。これは日産が自動車業界以外の幅広いジャンルに目を向けて最先端技術をキャッチし、それをクルマに反映する力と、運転支援の分野で培った制御技術における豊富な経験を持っているからだ。

安心と安全をもたらす360°セーフティ

交通事故ゼロを目指して自動運転技術に関する技術を25年以上にも渡って開発している日産。“全方位の危険から車が人を守る”という360°セーフティの考え方のなかで、プロパイロット2.0など、数々の世界初となる技術を導入。技術革新をリードしてきた実績がある。

自車位置を高精度で把握できる3D高精度地図データ

日産が2019年から日本で初めて車に採用した3D高精度地図データ。自車位置を高精度で把握し、さらにカメラの範囲を超える道路形状も先読みすることで、滑らかなハンズオフ走行を実現。

「みちびき」からの測位情報を受信するアンテナ

ダブルシャークフィンアンテナの運転席では、準天頂衛星システム「みちびき」からの測位情報を受信。自車位置の把握精度を高め、より高精度な運転制御を可能にしている。

3種類から選べる「limited」が予約受付中!

今回紹介したプロパイロット2.0やプロパイロット リモートパーキングに加え、専用ボディ色やナッパレザーシート、BOSEプレミアムサウンドシステムなどを特別装備した「limited」が、現在WEB予約を受付中。91kWhバッテリーを搭載した「B9limited」(740.08万円~)、新開発の4輪制御技術『e-4ORCE』を採用した4WDモデル「B9 e-4ORCE limited」(790.02万円~)、66kWhバッテリー搭載の「B6 e-4ORCE limited」(720.06万円~)の3タイプから、用途に応じて選べるようになっている。


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