この記事をまとめると
■数十万円で販売されている数世代前のフラッグシップ輸入車は買っても大丈夫か?
■購入する場合はトラブルがあること、また修理費が高額になることも覚悟しておきたい
■個人売買の場合は、不具合を隠して売りつける場合があるので注意が必要だ
中古車ならかつてのフラッグシップ輸入車だって買えるが……
いつかは乗ってみたい、そう考える人も多いであろう輸入車のフラッグシップモデルだが、実際のところ車両本体価格が1000万円を超えるものも珍しくないため、なかなか我々一般人では手が届かないというのが実際のところ。
しかし、中古車に目を向けてみると、数世代前のモデルとはなってしまうものの、フラッグシップモデルが現実的な価格で売られている。メルセデスベンツのSクラスやBMW7シリーズといった超高級車たちも、3世代前くらいのものでは50万円以下というものも珍しくないのだ。
中古車店で売られている価格がこの程度ということは、個人売買となるネットオークションやフリマサイトなどをチェックすれば、それ以下の金額で購入できる元フラッグシップモデルも簡単に見つけることができるのだが、こういった格安輸入フラッグシップモデルは実際のところ“買い”なのだろうか?
まず、中古車サイトなどで見つけることができる車両に関しては、店の看板を出して商売をしているということもあって、すでに重大な不具合を抱えている状態で販売されるということはほとんどない(稀に不具合状態を明記して販売していることもあるが……)。
とはいえ、格安車両は年式が古く走行距離もかさんでいるものが中心となるため、乗り出してから早々にトラブルが発生する可能性も高く、保証がついていなければ納車直後のトラブルも実費修理となってしまう。