この記事をまとめると
■日産のキャラバンのガソリン仕様が一部改良を実施した
■ステアリングスイッチの追加やカップホルダーの形状変更などによって使い勝手を向上
■さらに最上級グレードとして「オーテック」も追加設定された
仕事で使える道具感に上質さを加えたオーテックに注目
日常生活の中で見かけることが多い日産のワンボックスカーのキャラバン。小型貨物車4ナンバークラスでは最大級の広さを誇り、さまざまな大きさの荷物を運ぶにはうってつけな一台に仕上がっているため、仕事用や趣味のクルマとしてニーズも高い。
そんなキャラバンのガソリンモデルが、一部改良された。
今回の改良によって燃費性能の向上を図るとともに、オーディオやハンズフリーフォンを操作するステアリングのボタンを追加、またカップホルダー形状の変更などによって使い心地も向上している。
また、今回の一部仕様改良に合わせて、新たに最上級グレードとして「オーテック」が設定されたのもトピック。
ご存知の通りオーテックは、日産のカスタマイズカーや特装車などのスペシャリストであり、特にカスタマイズカーに設定される、発祥の地である湘南・茅ヶ崎の海と空をイメージしたオーテックブルーのボディカラーは有名。専用デザインのエクステリアパーツや高品質なインテリアパーツを与えることで、ベース車両を最上級グレードに恥じないクルマへと仕上げてくれるブランドだ。
そんなオーテックの名が与えられた「キャラバンオーテック」には、専用デザインとなるドットパターンのフロントグリルやブルーのシグネチャーLED、シルバーのアクセントなどを採用。また、切削面のシルバーとセンターキャップ部周辺にペイントされたブラックのコントラストが映える15インチのアルミホイールを履き、キャラバンらしい力強さを表現する。
内装では、体に馴染む耐久性と耐水性を備えた素材「レザレット」を使用したシートに、波をイメージした模様が施された。ハンドルやシート、シフトノブには、オーテックを象徴するカラーであるブルーのステッチがあしらわれ、高級感を演出する。
また、外観のみをオーテックにしたグレード「オーテック・エクステリアセレクション」を、バンのプレミアムEXとワゴンのGXに用意することで、さまざまなニーズに応えるラインアップとしている。
そのほか、車いす仕様の「チェアキャブ」にも、助手席側のワンタッチオートスライドドアを設定するなどの改良が施された。
「ワークユースビークル」シリーズでは、オプションで「インテリジェント ルームミラー」を選択可能にした東光冷熱エンジニアリング製保冷バンも追加設定している。
一部改良によって燃費性能&使い勝手の向上を果たし、また新たなグレードの追加によるさまざまなニーズへの対応も果たした日産キャラバンのガソリンモデルは、まさに働く人々の心強い味方となってくれそうだ。