使えばドヤれる……だけじゃなくて修理時にも有効! クルママニアが使う「不具合用語」5つ (2/2ページ)

用語を知っていると修理の相談の際に役に立つ場合も

オイル下がり&上がり

 オイルがなぜ上がったり、下がったりするのか? 場所はシリンダーまわりで、ピストンのすき間から燃焼室に入ってくるのがオイル上がり。一般的なエンジンの場合、オイルが溜まっている場所から見ると、ピストンが上にあるからそう呼ばれる。

 逆に、ヘッド部分から燃焼室に落ちてくるのがオイル下がりとなる。それぞれ原因はオイル上がりがピストンリングやシリンダーの摩耗。オイル下がりはバルブの軸、バルブガイド、ステムシールの摩耗などだ。症状としては排気ガスが白くなることで、エンジンを吹かすと消えるか増えるかで、上がりか下がりか判断できる。

ノッキング

 ノックの「ing形」かなと想像はできるかもしれないが、症状となるとわかりにくいかもしれない。

 とくに最近のクルマはインジェクション化されて制御が高度になっているので、とてもノッキングしにくくなっている。症状は、カリカリという音がエンジンからするもので、点火時期が大きく狂ったりするとなる。衝撃波がシリンダー壁を叩くようになるのでこの名称がある。

シャー音

 発電機などのベアリングが寿命になると出る音のこと。ベルトで駆動しているので、エンジンをかけると回転に合わせてシャーという音がすることからこの名前がある。ジャー音と呼ばれるものもあって、こちらはミッション内部の振動が原因だったりする。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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