趣味車として割り切るなら軽自動車もあり
ホンダ・ビート
軽自動車でありながらミッドシップレイアウトかつ、オープンエアモータリングも楽しめるという欲張りセットなモデルであるビート。搭載されるエンジンもホンダらしく高回転型のNAエンジンとなっており、2022年現在においても、唯一NAで自主規制値の64馬力を発生するものなのだ。
ビシっと仕上がった車両や低走行車は新車時を超える価格となっている一方で、安価なものは50万円を切る車両価格のものもあり、振り幅の広い1台と言える。
さすがに1991年デビューということで、30年以上経過した個体も多いため、ノントラブルで乗り続けるというのは難しいかもしれない。しかし、幌などはアフターメーカーからもリリースされており、ホンダも復刻部品のリリースをし始めているので、おもちゃ感覚で直しながら乗るというのも楽しいかもしれない。
BMW 3シリーズ(E46系/E90系)
国産車が高いのであれば輸入車を狙えばいいじゃないか、ということで、意外な穴車となっているのが、BMWの3シリーズだ。1998年に登場したE46系と2005年に登場したE90系には3ペダルMTも用意されており、中古車にもそれなりの台数が存在している。
基本的に100万円以下の予算で狙えるMTモデルは、BMW伝統の直6ではなく4気筒エンジンを搭載したグレードが中心となるが、鼻先が軽くなるためハンドリングが楽しい1台に仕上がっているのが特徴。
また、国産の近い車格のMT車に比べ、荒く扱われた個体が少ないのも特徴で、価格の割に状態の良いものが存在している。
とはいえ輸入車であることは間違いないので、正規ディーラーお任せ整備だとかなりの費用がかかってしまうため、純正同等の性能を持った社外部品などを駆使してメンテナンスをしてくれる工場を見つけることができればなおよしと言えるだろう。