「遅きゃ安全」は他車の危険! 当てはまったら即改善の「無駄減速」しがちなポイント6つ (2/2ページ)

ETCゲート手前で停止するクルマも

ETCゲート

 突っ込むようにして駆け抜けるのは避けるにしても、指定の20km/h以下を維持してサッと抜けるようにしたい。何が怖いのか、停止するクルマをけっこう見かける。そうすると後続車はズッコケ的にリズムが狂ってしまう。そもそも止まらなくていいのがETCのいいところだけに、メリットも半減。

信号のない交差点

 こちらも無駄に止まるクルマを見かける。もちろん歩行者がいれば止まらなくてはならないし、止まれの標識があれば歩行者がいなくても止まる必要がある。阻害するのは優先道路を走行しているのにとりあえず止まるクルマ。徐行しながら抜けるのが本則なのに、なかには一旦停止している非優先側のクルマを優先側のクルマが止まって行かせてあげることもある。譲り合いは大切なのだが、ルールを覆してまで行うと、危険なこともある。

ブレーキをやたらと踏むクルマ

 今まで見てきた、速度が低下するといっても自然になっていることが多い例。それではなく、矛盾というか、積極的阻害とも言えるのが、ブレーキを無駄踏みするクルマだ。高速道路では前走車に近づいてはブレーキを踏んで離れて、離れたらアクセルを踏んで加速して、また追いついてブレーキを踏むクルマを見かける。

 一般道でも、横道が出てくるたびにクルマも歩行者もなにもいないのに、踏んだりする。さらにその先が見通せて、なにもいないとわかるとこちらも気分的にラクだが、見通せないとなにかが起こったのかとドキリとさせられることもあって、ストレスになったりする。

曲がり角や交差点

 ブレーキの踏み加減ではないが、最後にひとつ。阻害という点で最近増えているのが、曲がるときになにも来ていないに、一旦停止してからさらに超徐行で進むクルマ。どう安全確認していいのかわからないのが原因だ。

 また左折で歩行者を行かせるのはいいが、車両感覚がないからか、ずっと手前で止まってしまい、お尻が直進部分に出まくって、直進車を阻害するのも目に付く。もう少し前に行ってもらえれば抜けられるのになぁ、と思うことが多い。Uターン時も同様だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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