この記事をまとめると
■いすゞ車のメンテナンス事情を解説
■トラックの整備工場に乗用車を持ち込むことも可能となっている
■パーツ供給網が意外と整備されており、まだ維持できる可能性が高い
いすゞの乗用車ってまだ普通に維持できるの?
1993年に小型乗用車の開発・生産を終了し、2002年にはSUVを含むすべての乗用車の国内での販売を終了したいすゞ自動車。
現在はバスやトラックといった商用車に注力しており、「運ぶを支える」自動車メーカーとして、日本のみならず世界中の物流を支えるメーカーとして活躍している。
そんないすゞではあるが、今でも過去に販売していた乗用車やSUVモデルのファンは少なくなく、中古車市場にもジェミニやピアッツァ、ビークロスといったいすゞを代表する多くの車両が流通しているのを見ることができる。
そこでひとつ気になるのが、これらのいすゞの乗用車を購入したとして、購入後のメンテナンスはどうなるのかという点だ。
一般的なオイル交換などの消耗品の交換程度であれば、街のカー用品店や小規模な修理工場でも対応してくれるだろうが、大掛かりな修理などが必要となってしまったときに乗用車ディーラーを持たないいすゞ車はどうしたらいいのだろうか?
まず真っ先に思いつくのが、旧車やいすゞ車を中心とした車種を得意としている専門店の存在だろう。ネットで「いすゞ専門店」と入力すれば、名の知れたショップがヒットするハズで、こういったところであれば長年蓄積されたノウハウや部品の在庫、場合によっては部品取り車なども確保しているケースが多いため、万が一のときにも心強い存在と言えるだろう。
ただし、専門店はどこにでもあるわけではなく、場合によっては家からかなり離れた場所にしか専門店がないというケースもあるだろう。ドライブがてら日ごろのメンテナンスをお願いする、というのであればいいかもしれないが、トラブルが発生してしまった際には遠いということがネックになることもある。
そんなとき、オススメしたいのがいすゞのサービスセンターだ。基本的にはバスやトラックの整備がメインとなるいすゞサービスセンターではあるが、じつは現在でも乗用車のメンテナンスも受け付けているのである。
普段は大型車が中心であるため、飛び込みで入るには勇気がいるかもしれないが、事前に電話などで問い合わせておけば、しっかり出迎えてくれるハズ。
また、いすゞは比較的古いクルマでも部品の供給がなされていることもあって、そこまで肩肘を張らなくても維持しやすいメーカーのひとつとも言えるのだ。
もちろん旧車であるからそれなりのメンテナンスや部品探しなどは必要となるだろうが、いすゞ車が気になっている人は近くの専門店かいすゞのサービスセンターに問い合わせてみてはいかがだろうか。