オートタイプとスイッチタイプの2種類をラインアップ
「TV-KIT」を構成するパーツ自体は、本体からアース端子とコネクタピンを含む配線が出ているだけのシンプルな構成で、それらを車両側ハーネスと車両ユニットの間に繋ぐだけ。
ダッシュボードまわりを大きく改造する必要はないが、車両側ハーネスにアクセスするために、折れやすいピンやクリップのある内装パネルを外す必要がある。バッテリーのマイナス側をあらかじめ外す必要もあるため、パワーウインドウからバックモニターまで作動を再確認する必要もある。
よって取り付けは、やはりカー用品店のピットなど、数をこなして作業慣れしている店を頼るほうが、確実といえるだろう。とはいえ、すべてカプラーオンなので、配線側を切ったり繋ぎ直したりする必要はなく、下取り時などに外すことも難しくはない。
ちなみにデータシステムのTVキットでは、クルマを通電させると同時に「TV-KIT」もデフォルトで作動させ、TV視聴が可能になるスイッチレスタイプと、ボタンを押してONにして初めて走行中に見られるようになるスイッチ付属タイプという、2種類が選べる。
どちらもステップワゴン用キットなら2万1780円(税込)で、価格差は設けられていない。もちろん後者の、付属スイッチのコードはダッシュボードパネルの下に這わせられるので、スイッチを目立たせず配置することもできる。
ひとりで乗っている時などにチューナー画面を意識して切っておきたいドライバーにも、選択肢が用意されている訳だ。こうしたところも老舗らしい細かな配慮といえ、積極的に選ばれる要因といえるだろう。
※運転者が走行中TV/カーナビの画面を注視することは、道路交通法で禁止されています(道交法71条)。ただし、運転者以外の方が走行中にTVを見ることは、法律上なんら問題ありません。