ボディデザインは新型もイタルデザインが担当
ボディデザインはDMC-12と同様にイタルデザインの作となり、左右のドアはガルウイング式であることは変わらないが、このアルファ5のキャビンは4シーターの設計。そもそもジョン・デロリアン時代のDMCにも4シーターのプロジェクトは存在したというから、あるいはその史実も新型車のコンセプトに影響を与えた可能性もある。
ちなみに左右のガルウイングドアは、前後シート用を単体で兼用するもの。おそらくその開閉には、何らかのパワー機構が採用されているものと思われる。
アルファ5は内燃機関を搭載しない完全なBEVだ。最高速は155マイル(248km/h)、また満充電からの最大航続距離は300マイル(480km)を目標値としているという。リチウムイオンバッテリーの容量は100kWh以上。
そのためにエアロダイナミクスも重視され、Aピラーからリヤエンドに向ってキャビンの幅は細くなり、一方でリヤフェンダーはワイドで官能的なデザインとされている。
インストゥルメントパネルとインフォテインメントシステムは、センターコンソールからダッシュボードに昇るようにレイアウトされ、このふたつの大きなスクリーンがアルファ5のさまざまな機能を担うことになる。ドアの開口部は広く、後席への乗り降りも容易なようだ。
はたして実際の仕上がりはいかがなものなのか。ペブルビーチでの大きな見どころが、またひとつ増えた。