WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

投資目的で買えるほど甘くはない! 相当なクルマ好きじゃなきゃ買えないスーパーカーのリアル (2/2ページ)

投資目的で買えるほど甘くはない! 相当なクルマ好きじゃなきゃ買えないスーパーカーのリアル

この記事をまとめると

■好きでもないのにスーパーカーを買うという人はあまりいないだろう

■その理由はスーパーカーの所有にはさまざまな手間がかかるから

■値上がりを狙って購入することにもリスクが伴う

「スーパーカーは値上がりする」とは限らない

「大してクルマが好きでもないのに、スーパーカーを買う人っているんですか?」

 編集部よりメールが届いた。

「昨今のスーパーカーの値上がりで、大してクルマが好きでもないのにスーパーカーを買ってる人が結構いると思うんですけど、どういう意味があるんでしょう?」

 私は逆に質問した。「その結構いるっていうの、ウラを取ったの?」

 編集部「取ってません。たぶんそうじゃないかと思って」

 ガーン! なんてイーカゲンな質問だろう!

 いや私も、確たるデータは一切持っていないが、「大してクルマが好きじゃないのに、スーパーカーを買った人」という具体例をまったく知らないのだ。まぁたぶんどこかにはいるのだろうが、非常に少ないことは間違いない。

 なぜそう言えるのか。

 スーパーカーに限らず、クルマを買うのはいろいろと面倒くさいからだ。

 クルマが好きでもないのにスーパーカーを買うとしたら、それはおおむね「値上がりを狙って」ということになるだろう。なにしろスーパーカーは道具としてはとても不便なので、クルマ好きじゃなければクルマとしては無意味だ。

 確かにスーパーカーは、国産旧車同様、値上がりする可能性は高い。しかしクルマは金融商品と違って、置き場が必要だ。高価なクルマともなれば、月極駐車場に野ざらしにしておくこともできない。登録すれば税金もかかる。長期間まったく乗らないでいれば、調子が悪くなって商品価値も下がる。近年のフェラーリは、常に電源に接続し、バッテリーを充電し続ける必要もある。ペットほどではないが、結構手がかかるのだ。

 しかも、スーパーカーならなんでも値上がりする保証があるわけではない。どれを買えばいいのか見極めるためには、勉強が必要だ。クルマが好きじゃない人は、この時点で面倒くさくなってしまう。もっと手っ取り早い金融商品がいろいろあるのだから。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了