この記事をまとめると
■ベントレー・コンチネンタルGTにトップグレードとなる「マリナー」が登場
■コンチネンタルシリーズ史上、最上級のスペックと豪華さを誇るモデルとなっている
■電動化されたトルクベクタリングシステムなどで運転のしやすさも担保されている
俊敏な走行性能と豪華さを兼ね備えた究極のモデル
いまやベントレーの看板モデルとなっている2ドアクーペのコンチネンタルGT。2003年のスイス・ジュネーブモーターショーにて市販モデルが発表されたコンチネンタルGTの初代モデルは、当時の日本円にして1999万円と、ベントレーのラインアップのなかではもっとも安価なモデルとして設定された。その後マイナーチェンジを経て、2017年には初代の面影を残しつつそのパフォーマンスを大幅にアップした2代目へとフルモデルチェンジを果たしている。
そんなコンチネンタルGTシリーズに新たなモデルが追加される。それが、ベントレー・コンチネンタルGTマリナーだ。
ベントレーで「マリナー」といえば、世界最古のコーチビルダーであり、またベントレーの特装車部門の名称であることはよく知られている。そんな「マリナー」の名を冠したモデルが普通のクルマであろうはずがない。実際、コンチネンタルGTマリナーは、ベントレーのラインアップのなかでも特別なエンジンが搭載され、豪華な内装が奢られたシリーズ史上最上級のクルマに仕上げられている。
エクステリアの特徴は、フロントグリルの仕上げやフロントフェンダーベンドに現れる。フロントグリルには「ダブルダイヤモンド」のマトリックスグリルが与えられ、コンチネンタルGTマリナーの特徴的なスタイルを際立たせるとともに、同じくシルバーとブラックでデザインされたフロントフェンダーベントがマリナーであることを主張する。そしてこれらはメッキかマリナー専用グロスブラックのいずれかの選択が可能だ。
そのほか、サテンシルバーまたはブラックのツートーンとなるミラーや、その下に映されるマリナーウェルカムランプ、ドアシルに刻まれる「Mulliner」の文字などが、通常モデルとは異なる上品さを生み出している。
さらに、コンチネンタルGTマリナーは、専用デザインの22インチアルミホイールを装備。
センターキャップの「B」マークが常に垂直に保たれる「セルフレベリングバッジ」を備える。