この記事をまとめると
■人もクルマもホレてしまえば、ちょっとくらいの欠点なんて愛しく思えるもの
■だけど第三者から見ると、やはりツッコミを入れたくなる部分も
■この記事では、新車5台に「なんでやねん」とツッコミたくなるポイントを紹介
魅力的なのに惜しい! だけどそこが愛おしい!
アバタもエクボとはよく言いますが、人もクルマも、ホレてしまえばちょっとくらいの欠点だって、むしろ愛しく思えるものですよね。でも第三者から見れば、やっぱりツッコミを入れたくなるところもあるものです。今回は、すっごくかっこいいし、いいクルマなんだけど、それだけに思わず「なんでやねん」と言いたくなる、ちょっとしたアバタのあるクルマたちをピックアップしてみます。
1台目は、発売以来大人気のコンパクトSUV、トヨタ・ヤリスクロス。ツルンとしたちょっと未来的なデザインが、若い世代を中心にウケていますよね。手頃な価格帯からガソリンモデルが揃い、ハイブリッドにもe-Fourという四駆が設定されているので、アクティブな趣味を持つ人たちからも支持されています。また、上級グレードになると、ダークブラウンとツイード調ファブリックのツートーンのシートなど、インテリアもオシャレ。カジュアルからエレガントまで、いろんなタイプが揃っています。
ただ、上級グレードには装備されてもよさそうなものなのに、アームレストが全車非装着なんです。それだけでもツッコミたくなるんですが、まだ待ってください。じつは、Z、G、Xにはオプションでアームレストの設定があるんですが、付けてみると……「え? シートの色とまったく合わないんですけど!」と思わずツッコミ! そうなんです、このオプションはハッチバックモデルのヤリスと共通のため、色がブラックしか用意されていないのです。なので、せっかくお金出してオプションでアームレストつけたのに、シートと色が違ってなんか残念な感じに……。ここで思わず「なんでやねんっ」ですね。
2台目は、今や政界も芸能界もVIPがこぞって愛用しているアルファード/ヴェルファイア。誰もが認める、日本最高峰のラグジュアリーミニバンですね。とくに、2列目が電動シートでオットマンや大きなテーブルまでつき、超ロングスライドできる最上級グレード「Exective Lounge」と「Exective Lounge S」はもう、セレブなみなさまも納得の優雅な室内空間となっています。ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあるのですが、ハイブリッドになると車両価格だけでも759万円オーバー。走る高級ラウンジみたいな感覚です。
でもですね。最近ではそういうゴージャスなクルマに乗っていても、あまり他人様にはそれをひけらかしたりしないのが、スマートなセレブというものではないでしょうか? それがリヤにまわってみると、「ALPHARD」のエンブレムと並んで、わざわざ「Exective Lounge」のエンブレムまでご丁寧に。「これいらんやろ〜」と思わずツッコミたくなりますが、これも格差社会の象徴でしょうか。同じアルファード/ヴェルファイア内でも格差がハッキリしているのでした。