運転ラクだし楽しいしで結構アリな組み合わせなのになかなかレア! ディーゼル+MTが選べる中古車4選 (2/2ページ)

仕事にもレジャーにもディーゼル+MTの組み合わせはオススメ

 さて、日本でクリーンディーゼルに積極的なメーカーとしてはマツダという印象が強いものだが、じつは元祖クリーンディーゼルを出した国産メーカーといえば、日産を忘れるわけにはいかない。

 2008年に2代目エクストレイルにクリーンディーゼル「M9R」エンジンを搭載したグレードが設定されていたのだ。大トルクのディーゼルに対応するため、6速MTとの組み合わせとなっていたので、2ペダル大国の日本においてもディーゼル+MTを見つけやすい車種ともいえる。

 そんなエクストレイル・ディーゼルの中古車市場は2008~2009年式が中心となっており、相場感としても乗り出し100万円といった様相。10年以上前のモデルとなるので、乗りっぱなしというわけにはいかず、それなりにメンテナンス費用を見込んでおく必要はあるだろうが、手の届くディーゼル+MTであることは間違いない。

 最後に紹介するのは、3リッターディーゼル+5速MTの商用車、トヨタ・ハイエースだ。

 ハイエースをウォッチしていない人には意外かもしれないが、現在の新車ラインアップにおいてハイエースは全車がATとなっていてMTの設定はなくなっている。商用車であってもディーゼル+MTのパワートレインを求めるなら、中古車を探すしかない状況なのである。

 排ガス規制の関係もあって、おすすめなのは200系と呼ばれる現行型ハイエースとなるが、人気車種だけあって中古車相場は高値安定。ディーゼル+MTで探すと7~8年前の年式が中心で、走行距離も10万kmを超えている個体が多いが、それでも価格帯は200万円を中心としたものとなっている。ハイエースという人気モデルなので当然だが、割安感があるかといえばそうとは言い難いのも事実だ。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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モトブログを作ること
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