仕事にもレジャーにもディーゼル+MTの組み合わせはオススメ
さて、日本でクリーンディーゼルに積極的なメーカーとしてはマツダという印象が強いものだが、じつは元祖クリーンディーゼルを出した国産メーカーといえば、日産を忘れるわけにはいかない。
2008年に2代目エクストレイルにクリーンディーゼル「M9R」エンジンを搭載したグレードが設定されていたのだ。大トルクのディーゼルに対応するため、6速MTとの組み合わせとなっていたので、2ペダル大国の日本においてもディーゼル+MTを見つけやすい車種ともいえる。
そんなエクストレイル・ディーゼルの中古車市場は2008~2009年式が中心となっており、相場感としても乗り出し100万円といった様相。10年以上前のモデルとなるので、乗りっぱなしというわけにはいかず、それなりにメンテナンス費用を見込んでおく必要はあるだろうが、手の届くディーゼル+MTであることは間違いない。
最後に紹介するのは、3リッターディーゼル+5速MTの商用車、トヨタ・ハイエースだ。
ハイエースをウォッチしていない人には意外かもしれないが、現在の新車ラインアップにおいてハイエースは全車がATとなっていてMTの設定はなくなっている。商用車であってもディーゼル+MTのパワートレインを求めるなら、中古車を探すしかない状況なのである。
排ガス規制の関係もあって、おすすめなのは200系と呼ばれる現行型ハイエースとなるが、人気車種だけあって中古車相場は高値安定。ディーゼル+MTで探すと7~8年前の年式が中心で、走行距離も10万kmを超えている個体が多いが、それでも価格帯は200万円を中心としたものとなっている。ハイエースという人気モデルなので当然だが、割安感があるかといえばそうとは言い難いのも事実だ。