この記事をまとめると
■全日本ラリー選手権・第5戦「モントレー2022」が開催された
■「ルノー・クリオ・ラリー4」が日本初上陸
■マシンの仕様やレース結果についてリポートする
「ルノー・クリオ・ラリー4」が日本初上陸
全日本ラリー選手権・第5戦「モントレー2022」が6月10日〜12日、群馬県富岡市を舞台に開催。ターマック連戦を締めくくる同ラリーでは、スバルWRXを駆る新井敏弘、トヨタGRヤリスを駆る勝田範彦がコースアウト、同じくGRヤリスを駆る奴田原文雄がミッショントラブルによりレグ1でリタイヤするなどサバイバルラリーが展開されるなか、シュコダ・ファビアR5を駆るヘイッキ・コバライネンが今季4勝目を獲得した。
まさに上位ランカーたちにとって明暗を分ける1戦となったが、同ラリーでは日本初上陸のマシンも注目を集めていた。
このモントレーに合わせてZEUS AUTOMOTIVE CLUB SPORTSの横嶋良がニューマシン「ルノー・クリオ・ラリー4」でJN2クラスにエントリー。同モデルは文字どおり、ルノーが開発したラリー4規定モデルで、2021年4月に国際公認を取得した最新のFIA規定モデルだ。
気になるエンジンは4気筒の1330ccで、ターボ、ピストン、コンロッドなどは専用パーツをインストール。ミッションはサデフ製のシーケンシャルで、BOSのダンパー&スプリング、PFCのブレーキシステムが採用されている。
チーム代表の辻井利宏氏によれば「本当は開幕戦の新城ラリーからクリオで参戦したかったんですけど、ロジスティックが遅れてこのタイミングになりました。今年はグラベル戦をスキップして、モントレーと最終戦のハイランドマスターズにテスト参戦。データを収集したうえで、来年は本格的に参戦したいと思います」とのこと。