この記事をまとめると
■ジャガーFペースのSVRに特別仕様車「エディション1988」ので受注を開始
■ジャガーの往年のレースカー「XJR-9」をオマージュしたカラーリングを採用
■394台の世界限定モデルで日本には20台を導入して価格は1760万円
紫ボディと金ホイールでジャガーXJR-9を彷彿させる
いまでこそ高級車というイメージが強いジャガーだが、ジャガーを有名たらしめたのはスポーツカーであり、レースでの活躍にほかならない。そんなジャガーのレース活動において、忘れてはならないのが1988年、29年ぶりにル・マン24時間レースでの勝利をイギリスメーカーにもたらした「XJR-9」である。
今回、そんな伝説的レースカーであるXJR-9をモチーフにした特別仕様車が発売されることになった。それが「FペースSVRエディション1988」だ。
この「FペースSVRエディション1988」は、ジャガー・ランドローバーのスペシャルチームとして有名なSVビスポークによって作り上げられたモデル。その最大の特徴は外観で、XJR-9のカラーリングとして使われていたパープルを現代風にアレンジしたミッドナイトアメジストをボディカラーとして採用する。
また、シャンパンゴールドサテンフィニッシュの22インチ鍛造アロイホイールやサンセットゴールドアクセントなどが「FペースSVRエディション1988」には専用装備としておごられており、エクステリアに力強さと上品さを演出している。
インテリアも、トリムフィニッシャーにカーボンファイバーを採用するなどスポーティな雰囲気。そしてここでもステアリングホイールスポークやパドルシフト、シートベゼル、インストルメントパネルヴェントベゼルなどがサテンゴールドに彩られ、エクステリアとの統一感を演出しつつ、華やかさを付与している。
パワートレインは、ベースとなっているFペースSVRと同じ5リッターV8スーパーチャージャーエンジンで、最高出力550馬力、最大トルク700Nmだ。
「FペースSVRエディション1988」は、世界限定394台で日本には20台が導入される予定。価格は1760万円とトップグレードに相応しい値段となる。
自然界のジャガーは優美な姿体を持つ一方で、その見た目からは想像できないほどの獰猛さをあわせ持つ。そしてこのジャガーFペースSVRエディション1988も、エレガントさの中にスポーティさを持ち合わせる、そんなイメージを感じさせてくれるモデルとなっている。