SUVだらけで食傷気味ならワゴン一択! 掛け値なしにカッコいい「ツウ感全開」のちょい古ステーションワゴン6選 (2/2ページ)

走りも見た目も積載力にも優れるオールマイティさが魅力

 エクスクルーシブなちょい古ステーションワゴンを望むなら、メルセデス・ベンツのCLSシューティングブレークはどうだろう。

 セダン版でさえクーペのような流麗なスタイリングの持ち主だが、このシューティングブレークはそのワゴン版。

 シューティングブレークとは、狩りのためのクルマであり、ラゲッジスペースは同じメルセデス・ベンツのワゴンほどの広さ、高さは持ち合わせていないものの、クーペワゴンと言えるスタイリッシュさ、オシャレさ、そしてワゴンとしてのハイエンド感では他の追随を許さない。

 マニアック×オシャレなちょい古ステーションワゴンとしては、BMWアルピナの3シリーズツーリングが最高だ。走りの素晴らしさは周知のとおりで、しかもリムジンと呼ばれるセダンではなく、ツーリングという選択がニクい。

 先代型となる2013~2015年モデルなら予算500万円程度で探せるかも知れない。

 以上の輸入ステーションワゴンは探すのが大変だったり、中古車でも依然、安くはない価格を維持していたりするが、では、国産のお手頃価格で手に入るちょい古ステーションワゴンのお薦めモデルと言えば、筆頭は1994年から1997年まで販売された、2代目ホンダUSアコードワゴンだろう。

 じつは、筆者もそのUSアコードワゴンを2台続けて所有していたほどで、走りの良さ、ワゴンならではの荷物を積載性の良さに加え、US HONDAエンブレムのカッコ良さも人気の秘密。今見ても、こう言ったら何だが、3代目よりずっとカッコいい。

※写真はアコードクーペ用のUSエンブレム

 高性能なちょい古ステーションワゴンが望みなら、国産ワゴンに究極の1台がある。それは1998年デビューの3代目スバル・レガシイツーリングワゴンにあった、ポルシェデザインのエアロパーツを纏ったBLITZEN/ブリッツェン。当時、毎年限定車で発売されたものの、即完売の超人気車であった。

 上記の6車種であれば、SUV全盛の今でも目立つこと請け合い。”ワゴンを愛する派”としてのこだわり、オシャレっぽさに、羨望の眼差しを浴びるかも知れない。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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