走りも見た目も積載力にも優れるオールマイティさが魅力
エクスクルーシブなちょい古ステーションワゴンを望むなら、メルセデス・ベンツのCLSシューティングブレークはどうだろう。
セダン版でさえクーペのような流麗なスタイリングの持ち主だが、このシューティングブレークはそのワゴン版。
シューティングブレークとは、狩りのためのクルマであり、ラゲッジスペースは同じメルセデス・ベンツのワゴンほどの広さ、高さは持ち合わせていないものの、クーペワゴンと言えるスタイリッシュさ、オシャレさ、そしてワゴンとしてのハイエンド感では他の追随を許さない。
マニアック×オシャレなちょい古ステーションワゴンとしては、BMWアルピナの3シリーズツーリングが最高だ。走りの素晴らしさは周知のとおりで、しかもリムジンと呼ばれるセダンではなく、ツーリングという選択がニクい。
先代型となる2013~2015年モデルなら予算500万円程度で探せるかも知れない。
以上の輸入ステーションワゴンは探すのが大変だったり、中古車でも依然、安くはない価格を維持していたりするが、では、国産のお手頃価格で手に入るちょい古ステーションワゴンのお薦めモデルと言えば、筆頭は1994年から1997年まで販売された、2代目ホンダUSアコードワゴンだろう。
じつは、筆者もそのUSアコードワゴンを2台続けて所有していたほどで、走りの良さ、ワゴンならではの荷物を積載性の良さに加え、US HONDAエンブレムのカッコ良さも人気の秘密。今見ても、こう言ったら何だが、3代目よりずっとカッコいい。
※写真はアコードクーペ用のUSエンブレム
高性能なちょい古ステーションワゴンが望みなら、国産ワゴンに究極の1台がある。それは1998年デビューの3代目スバル・レガシイツーリングワゴンにあった、ポルシェデザインのエアロパーツを纏ったBLITZEN/ブリッツェン。当時、毎年限定車で発売されたものの、即完売の超人気車であった。
上記の6車種であれば、SUV全盛の今でも目立つこと請け合い。”ワゴンを愛する派”としてのこだわり、オシャレっぽさに、羨望の眼差しを浴びるかも知れない。