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オリジナルの軽自動車をヤメても手は引けない! バカ売れジャンルなのにOEMだらけの理由 (1/2ページ)

オリジナルの軽自動車をヤメても手は引けない! バカ売れジャンルなのにOEMだらけの理由

この記事をまとめると

■現在、軽自動車は売れ筋のカテゴリー

■しかし軽自動車を生産しているのは4メーカーのみ

■好調な軽自動車がOEM車ばかりな理由について解説する

いま軽を生産するメーカーはダイハツ・スズキ・ホンダ・三菱のみ

 今は軽自動車が売れ筋のカテゴリーで、販売ランキングの上位にも、N-BOX、スペーシア、タントなどが食い込む。そして今は、乗用車メーカー8社のすべてが、軽自動車を扱う。

 ただし8社が軽自動車の企画・開発・生産まで行うわけではない。軽自動車を生産するメーカーは、ダイハツ、スズキ、ホンダ、三菱のみだ。三菱については、日産と合弁会社のNMKVを設立して、軽自動車を共同で開発/生産している。実務上は、日産が主に企画と開発を担当して、三菱の工場が生産する。

 そしてトヨタとスバルは、軽自動車の生産は行わず、ダイハツ製のOEM車を導入している。マツダも同様で、スズキ製のOEM車を扱う。

 また日産と三菱の場合、軽乗用車は前述のとおり共同で開発/生産しているが、軽商用車(バンとトラック)は、日産、三菱ともにスズキ製のOEM車を販売する。

 そうなるとスズキの軽商用車は、生産メーカーのスズキに加えて、マツダ、日産、三菱の合計4社が販売する。バンであれば、スズキ・エブリイは、マツダ・スクラムバン、日産NV100クリッパー、三菱ミニキャブバンとして供給される。乗用車メーカー8社の内、半数が同じスズキ製の軽商用車を扱うわけだ。

 ダイハツ製は、トヨタとスバルを含めて合計3社が売る。残りの1社は、軽自動車ではOEM関係を持たないホンダになる。

 軽自動車でOEMが発達した理由は、薄利多売の商品で、なおかつ海外では販売できないことだ。2022年1〜5月に日本国内で販売された新車の内、38%を軽自動車が占めたが、そこまで多く売らないと採算が取れない。

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