この記事をまとめると
■デートカーといえば「ソアラ」「プレリュード」が2トップだった
■人気車種に乗ってるだけでモテて彼女が彼氏を自慢するツールにもなっていた
■平成になるとボディスタイルよりユーティリティが重視された
クルマを持つことがステータスだった
デートカーという呼び名が流行ったこと、みなさま覚えてらっしゃるかと。1980年代後半から90年代に入るころ、国内では2ドアクーペでちょっとイカしたデザインだったりすると「デートカー」扱いされていたものです。
ホットドッグプレスやポパイといった(モテたい若者が血眼で読む)雑誌が特集するなど、一世を風靡したといっても過言ではないでしょう。
ほかにもスペシャリティカーやハイソ(サエティ)カーといった流行りはあったものの、女の子まで巻き込む牽引力はデートカーの比ではなかったようです。そんな歴代デートカーをご紹介しながら、最強モデルとやらを考えてみましょう。
1)2代目トヨタ・ソアラ「美魔女とデートなら一択」
どこのメディアでもデートカーといえば筆頭にあがるのが、この2代目ソアラか2代目プレリュードでしょう。いずれも2代目というのがキモで、初代はスペシャリティカー寄りという理由でしょう。
とにかく、この2代目はデラックス(これもデートカー同様に死語かも)なインテリアや、「パーソナルクーペ」を名乗ったCMなど老若男女にウケました。
ソアラに乗ってさえいれば「どうにかなる」ほどで、生意気な女子大生なんかは「彼氏のクルマ? ソアラに決まってんじゃん」などとほざく始末。
今となっては旧車マニアからの熱い支持でもって高騰中。もしかすると団塊世代の美魔女あたりから「乗せてェ~」とモテてしまうかもしれません。
2)2代目ホンダ・プレリュード「逆ナン上等ラブマシーン」
当時としては目新しかったリトラクタブルヘッドライトや、低いボンネットラインなど、スタイリングがじつに「ナンパ」だった2代目プレリュード。
前奏曲という車名の由来をどう捻じ曲げたのか「前戯って意味なんだぜ」などとゲスな笑いを浮かべていた青年もいましたっけ。
また、運転席から助手席をリクライニングできたこともデートカーらしいポイントですが、シートを倒すタイミングなどは難しかったでしょうね。
失敗すれば、いきなり倒されて「なにすんのよ、バカ!」とせっかくのデートも台無しでしょう。
一方で、スマートなスタイリングからなのか、女性ユーザーがわりと多かったのも事実。すると、団塊世代の金余りパトロン女性から「乗ってきなさいョ」の逆ナンもあり得ますよね。