スーパー耐久シリーズの第2戦として6月3日〜5日、富士スピードウェイを舞台に開催された「NAPAC富士SUPER TEC24時間レース」には日産のニューマシン「Nissan Z Racing Concept」が登場。STOが認めた開発車両を対象にしたST-Qクラスにカーボンニュートラル燃料を使用した230号車とガソリンを使用した244号車が参戦していたが、同クラスではその他にも多くのメーカーがカーボンニュートラル実現のため、開発中の次世代モデルを投入していた。
GAZOO Racing Companyの佐藤恒治プレジデントによれば「水素エンジンに関しては昨年と比べて最大出力で20%、最大トルクで30%の向上を実現し、ガソリンエンジンを凌ぐ性能向上を実現しました」とのこと。事実、ラップタイムも約4秒も短縮しており、気になる給水素に関しても昨年の5分間から1分半まで短縮したほか、走行可能な航続距離に関しても20%向上している。