この記事をまとめると
■輸入プレミアムブランドのフラッグシップモデルは値落ちしやすい
■値落ちが激しいので中古車価格はお得となっているケースが目立つ
■質感などは最高峰の仕立てなので、コスパがいい傾向にある
フラッグシップモデルの中古は超お得だった!
誰もがうらやむ輸入プレミアムブランドの高級車たちは、クルマにそこまで詳しくない人であっても「おっ!」と思わせるブランド力があるのはご存じのとおり。
その一方で、「ナンバーが付いた瞬間に100万円単位で値落ちする」と言われるほど価格の下がり幅が大きいというのもまた特徴のひとつ。そこで今回は、そんな大きな値落ち幅を逆手にとって、いま買いやすい価格となった輸入プレミアムブランド車をチェックしてみたい。
メルセデス・ベンツ Sクラス(先代)
クルマに興味のない人でも、その存在とスリーポインテッド・スターの意匠は何となくわかるほどの知名度を持つメルセデス・ベンツ。そのフラッグシップモデルであるSクラスも値落ち幅の大きな1台だ。
現在は7代目となるモデルが昨年1月から販売されており、型落ちとなった6代目モデルが非常に買いやすい価格となっている。
デビュー時はもっとも安価なグレードでも1000万円を下まわるものは存在しなかった先代Sクラスであるが、安いものでは総額200万円台で乗り出せるものもあり、認定中古車であっても400万円台前半からと、国産ミドルセダンの新車と同等かそれ以下の価格で乗り出せるようになっているのだ。
BMW 7シリーズ(先代)
メルセデスベンツに比べて走りのイメージの強いBMWは、フラッグシップモデルの7シリーズであってもそのイメージは不変だ。
そんな7シリーズは今年春に新型が発表され、2022年第四四半期に日本国内において正式発表を予定しており、その大型グリルを備えたルックスは賛否を巻き起こしたことも記憶に新しい。
だからといって旧型の価格が上がっているわけではなく、デビュー時はSクラスよりも高いおよそ1200万円からという価格だった同車も、今では300万円を切る車両もチラホラ見つかるようになってきている。
後期型となったのは2019年6月とまだ最近であるため、後期モデルはもっとも安い部類でも600万円台からとなっているが、それでも新車価格の半額という値落ち幅となっているのだ。