質感の高さは最上級クラスならでは
アウディ A8(現行型)
知名度の高いメルセデス・ベンツやBMWに対して、ツウ好みのユーザーがチョイスするというイメージの強いアウディ。4代目となる現行型は2018年10月から日本での販売がスタートと、まだ4年弱しか経過していない。
そんなアウディA8の特筆すべき点としては、全グレードで「クワトロ」と呼ばれる4WDシステムを搭載しているところだろう。アウディの代名詞とも言えるクワトロシステムは、フラッグシップモデルらしい安定した走行性能にも大きく寄与しているのだ。
こちらもフラッグシップモデルということで、もっともベーシックな仕様でも1000万円オーバーという価格であり、まだまだ年式も若い現行型であるものの、中古車市場ではすでに500万円台から見つけることができるというかなり買い得感の強い価格となっている。
キャデラック CT6
最後にご紹介するのは、アメ車の代名詞といっても過言ではないキャデラックからリリースされていたフラッグシップセダンの「CT6」である。
キャデラックの大型セダンとしてはフリートウッド以来、およそ20年振りに登場したモデルであり、アクの強いデザインだけでなく3mを超えるホイールベースなどはまさに“ザ・アメ車”といったところ。
その一方で、日本に正規輸入されたモデルは3.6リッターのV6エンジンのみと意外にコンサバティブで、駆動方式はフルタイム4WDに8速AT(のちに10速ATに改良)と、大味だったころのアメ車の面影はなく、乗り味もじつに欧州風のスポーツセダンといったものだった。
CT6自体は2021年1月に終売しているが、中古車の流通台数は少なめ。とはいえプレミア価格化などはしておらず、500万円台で走行距離2万km台のものが選べるので、ハズシの1台としてはオススメできるのではないだろうか。