名デザインは腐らない! レトロブームに乗って今こそリメイクしてほしい往年の国産名車5選 (2/2ページ)

レトロデザインの電動車もアリ!

 ホンダからはシティカブリオレも挙げておきたい。

 現在、シティは東南アジア向けセダンとして健在だが、キャラクター的にはホンダeやN-ONEあたりのほうがベースに向いていそう。4人乗りオープンカーは世界的に人気がイマイチのようだが、かつてのユーノス・ロードスターもそんな状況のなかで生まれて人気になったわけで、脚光を浴びるかもしれないと勝手に思っている。

 三菱のパジェロもプログレ/クラウンのような、コンパクト&スクエアなボディでの復活を期待したい1台。ジムニー人気でもわかるように、今はカクカクしたデザインのほうがSUVらしいという声が多い。縦置きパワートレインが難しければ横置きでもいいし、レトロデザインのPHEVというのも面白そうだ。

 もうひとつ、いすゞピアッツァやスバル・アルシオーネSVXのような、イタリアンデザインのクーペも提案しておきたい。採算面で難しいならスープラとBMW Z4のように、プラットフォームは共通でスタイリングだけ別でもいい。

 同じジウジアーロでもブランドが違えば異なるテイストになることは、過去の作品が証明している。若手社内デザイナーの育成にもつながるはずだ。


森口将之 MORIGUCHI MASAYUKI

グッドデザイン賞審査委員

愛車
2023ルノー・トゥインゴ/2002ルノー・アヴァンタイム
趣味
ネコ、モーターサイクル、ブリコラージュ、まちあるき
好きな有名人
ビートたけし

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