この記事をまとめると
■クルマの状態を維持するためはメンテナンスが必要
■自分で行う人も少なくないが、昔のクルマといまのクルマでは勝手が違っている箇所も
■いまのクルマのメンテナンスで気を付けたい箇所を5つ挙げて解説する
いまと昔ではかなり勝手が違っている箇所も
クルマは機械である以上、メンテナンスは必要だ。それは最新モデルでも同様。メンテポイントの数は減っているだけで指定箇所はあるし、これからBEVの時代になったとしても完全になくなることはないだろう。昔はとにかく多かった。しかも仕組みが簡単なので自分で行うというのも当たり前だったし、調子を維持するためには頻繁に見る必要があった。つまり「自分でできることはできるだけ自分でやる」という精神だ。これはこれでいいのだが、気をつけたいのはこの精神でいまのクルマのメンテナンスを行うと、痛い目に遭ってしまう部位があること。時代は変わったというわけで、今回は注意したい箇所を紹介しよう。
バッテリー
バッテリー交換ぐらい簡単だと思っている人は多い。確かに今でも端子のところのネジを外して、本体を交換して元に戻すだけだ。しかし、バッテリーを外すとセキュリティの問題もあって、大ごとになるのが最近のクルマ。ドアウインドウが動かない、カーナビにエラーが出る、セキュリティが作動してホーンが鳴り続けるなど。DIYでやる場合は、バックアップ装置を使うなどの必要がある。
オイル交換
自分で交換すること自体はいいのだが、スパンがかなり長くなっているので注意が必要。1万2000km/1年毎といったところで、昔の常識だと早すぎて無駄になってしまう。さらなる落とし穴がオイルフィルターで、現在は毎回交換することとなっている。オイル交換が長くなった分、フィルターへの負担が大きくなっているというわけだ。