なぜそのクルマが「かわい〜!」なの!? 女子のハートを鷲づかみにするクルマの意外なポイント5選 (2/2ページ)

隠れキャラにキュンとするモデルも!

 3つ目は、サンリオやディズニーなどのぬいぐるみを集めちゃうような、可愛いモノ好きな女子に絶大な効果を発揮するのが、クルマのあちこちに仕込まれた「隠れキャラクター」。そのもっとも顕著な例はウサギのキャラクターを散りばめてあるラパンですが、じつは近年めきめきと女子人気を高めているジープのモデルにも、隠れキャラクターが仕込んであるんです。

 たとえばフロントガラスの端っこをよくよく見ると、昔の幌タイプのジープがいたり。ラゲッジを開けると、ジープ伝統の7スロットグリルをアニメ化したようなイラストがさりげなく出てきたり。ほかにも、給油口を開けると出てきたり、ボンネットを開けると見られたり、いろんなところに隠れキャラが。一見するとワイルドで男っぽいイメージのジープなのに、こんなおちゃめなことされたら女子はたまらないはずです。

 続いて4つ目は、意外かもしれませんがエンジン音。近年はどんどんクルマが静かになっていて、車内にいるとどこか遠くの方で鳴っているくらいにしか、エンジン音が聞こえてこないクルマが多くなっていますよね。べつに女子にとってはそれはそれでいいのですが、とくに心に残ることもないわけです。でも、見た目はなんてことない普通のクルマだと思っていたのに、エンジンをかけた瞬間に「ブオオオン」と勇ましい音が響いたら、もう心にズキュンと響いて「かっこい〜!」となるのです。もちろん、うるさすぎたり、下品な音はNGなんですが、楽器が奏るような心地いいエンジン音はむしろ、女子にも好印象。「ドライブしてる感」がアップして、より楽しめるという女子も多いです。

 5つ目は、日本の自動車メーカーにはほとんどないですが、動物などがモチーフとなった特徴的なエンブレム。コレも女子ウケポイントの1つです。たとえばライオンがモチーフとなったプジョーや、サソリのアバルト、ブルーが印象的なBMWなど。あんまり間近で見る機会はないですが、ロールスロイスの「スピリット・オブ・エクスタシー」もアート作品みたいでうっとりする女子多数。そのクルマのカタチや状態などはまったく目に入らず、エンブレムだけに視線が吸い寄せられてしまうので、いつまで経っても車名を覚えない女子もいるほど。でもそんな女子には、エンブレムのキーホルダーなどをお揃いでプレゼントしたりすると喜ばれそうです。

 ということで、愛車が安いボロ車だからと、デートに乗っていくのをためらっている男子の皆さん。実際には、そんなことは気にせず何かしら「かわいい」「かっこいい」ポイントを見つけてくれる女子もたくさんいます。もし上記のような女子ウケポイントがなくても、思いやりのある運転やおもてなしの心があれば、十分。ぜひ自信を持ってドライブデートに誘ってみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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