この記事をまとめると
■燃料が残りわずかとなると警告ランプが点灯する
■点灯した場合はすみやかに給油するべきだ
■点灯直後、どれぐらい走れるのかについて解説する
ほとんどの車種は取扱説明書に明記されている
クルマにこまめに燃料を入れている方には無縁とも思われる燃料警告ランプ。この警告ランプが付いたらすぐに燃料を入れなくてはいけないとは思いますが、いったいどれほどの燃料が残っているのか? どれだけ走ることが出来るのか? これはかなり気になります。
これはスーパー耐久シリーズにメカニックとして参加しているディーラーサービスマンに伺った話ですが、車種によって警告灯が点灯するタイミングは違います。一般的に軽自動車で燃料タンクが30リットル前後のもので燃料残量が約4~5リットル、コンパクトカーなど40リットルタンクで約5~6リットル、ミドルクラス以上の燃料タンクが50リットル以上で約10リットルに設定されていることが多いとのこと。警告灯が点灯するタイミングの燃料残量の目安はほとんどの車種で取扱説明書に表示されています。
ではこの燃料残量が何を意味するのか? 乗用車の場合は定員フル乗車、荷物フル積載で80km/hの状態で点灯直後から約50kmの距離を走ることを意味します。これは高速道路で給油施設のあるサービスエリアの間隔の距離であり、点灯したらすぐに最初のサービスエリアで給油しなくてはいけないということなのです。
また高速道路ではまれに50km圏内にサービスエリアが設置されない場合もありますが、その場合は最後のサービスエリアで給油をするように促す標識が必ず立っています。これを無視するとガス欠の危険があります。
都市部の一般道でガス欠となった場合は安全場所に停車してロードサービスを呼ぶなりすればとりあえず走り出すことが出来ますが、高速道路の本線上でガス欠した場合はそれだけで道路交通法違反となります。
高速道路でも一般道でも、燃料警告ランプが点灯したら速やかに燃料を補給しましょう。