ちょっと駐車しただけで愛車が囲まれる謎! なぜか人を引きつける「モテ車」の条件 (2/2ページ)

クラシックな名車はモテるクルマの王道

 3つ目は、これもアニメが多いですがもっとマニアックで、一部の人たちから熱狂的にモテるのが、いわゆる痛車です。そのアニメの世界をクルマのボディ全体を使って、惜しげもなく表現する痛車は、オーナーのアニメ愛がどれほどのものかを表すバロメーターでもあるので、「これはすごい」とバズる可能性も大。ただ、一般の人たちからはちょっと敬遠される可能性もあるでしょう。最新の痛車トレンドはアニメにとどまらず、スマホゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」や、女子にも人気のアニメ『五等分の花嫁』、『黒執事』、『きららファンタジア』など。内装にもこだわり、改造費500万円以上なんて痛車もあるほどで、ハマれば人生変わりそうですね。

 4つ目は、やはりモテるクルマの王道と言えるのがクラシックな名車たち。戦前・戦後の古き良き時代にヨーロッパやアメリカで作られ、日本で大切にされている貴重なクルマたちです。今では決して作ることのできない流麗なボディ、クラフトマンシップあふれるインテリア、バタバタと味のある音を響かせるエンジン。映画や写真で見たことはあっても、実際に見ることはとても珍しく、この先見る機会が訪れないかもしれないと、思わず写真や動画を撮りたくなるものなんですよね。

 横浜では先日、そんな1920年代〜1950年代のクラシックカーたちが元気に神奈川県内を駆け巡る、「Classic Japan Rally2022」が開催されたのですが、スタートセレモニーが行われた横浜・元町は多くの人で賑わい、熱い声援とカメラを向けられていました。いくらモテるとはいえ、今から入手するのはなかなか難しく、維持していくのも大変ですが、もしご縁があるならば貴重なクルマたちを後世に残すことにもつながるので、素敵な任務になりそうですね。

 ということで、どこに行っても人々の注目を集めてしまう、モテるクルマたちをご紹介しました。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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