世界規模で見ればもっと秀でたデザインはもっとあると思うが……
さらに、先ごろ再上陸を果たしたヒョンデのIONIQ5も北米では「美しいデザイン」と数々のデザイン系メディアから高評価をうけています。いささか加飾線が多いようにも見受けられますが、プロポーションや車格ともDS4に太刀打ちできるモデルかと。
ちなみに、フランス人は中華料理と同様に韓国料理も大好き! ことによれば、来年あたりはDS4に次いで「世界でもっとも美しい」アワードでうまいこといけちゃうかも!?
そして、このヒョンデが、ひそかに世界戦略のベンチメーカーとして目しているのがマツダ。魂動(こどう)とか禅とか、やたらパワーワードを紐づけがちなブランドではありますが、現在はまだ国内未導入のCX-60は「美しい&カッコいい」といった評価にあふれています。
ヒョンデのライン構成に対し、マツダはプレスによる立体的でふくよかなニュアンス。一方の「世界でもっとも美しい」DS4はそのどちらでもなく、バランスよく中間点に立つといった感じでしょうか。
それにしても、DS4には十分な美が備わっているのに、わざわざ「世界でもっとも美しい」などと危ういショルダーフレーズを使うのはちょっと解せません。もしかするとPR業者がフランス流の炎上商法でも狙ったのかもしれませんが、皆さまはくれぐれもそういう謳い文句に踊らされませんように。