この記事をまとめると
■ボルボXC40に電気自動車モデルとなる「XC40 リチャージ」を追加
■シングルモーターのFWDとツインモーターのAWDの2グレード設定
■XC40リチャージは全車オンライン販売で価格は579〜679万円
人気SUVのEVモデル追加で電動化に向けて急加速
2025年までに販売モデルの40%を、2030年までに100%を電気自動車とすることを目標として掲げているボルボは、電動車に「リチャージ」というサブネームを与え、いち早く電動化へと舵を切っている。そして2021年11月には、ブランド初となる電気自動車の「C40 リチャージ」を発売した。
そんなボルボから、C40 リチャージに続く第2の電気自動車、「XC40 リチャージ」の販売がアナウンスされた。XC40といえば、SUVブームの波に乗り、日本でもっとも人気のあるボルボとなっているコンパクトシティSUV。これまでは、PHEVと48Vハイブリッドをラインアップしていたが、満を持して純電気自動車の「XC40 リチャージ」が登場したというわけだ。
XC40 リチャージは、ツインモーター仕様とシングルモーター仕様の2モデルを用意。
ツインモーター仕様の「XC40 リチャージ アルティメット ツインモーター」は、前輪と後輪それぞれにモーターを搭載し、合計最高出力300kW/660Nmを発生するAWDパワートレインを採用。搭載する駆動用バッテリー容量は78kWhで、航続距離は欧州WLTPモードで約434kmとなっている。
シングルモーター仕様の「C40 リチャージ プラスシングルモーター」は、前輪にモーターを搭載するFWDパワートレインを採用し、容量69kWhの駆動用バッテリーを搭載。航続距離は欧州WLTPモードで424kmを実現した。
どちらのモデルも、9.6kW普通充電(AC200Vの場合)、DC(CHAdeMO)150kWの急速充電に対応している。
ヘッドライトには、84個のピクセルLEDを制御して同時に最大5台の車両に対して遮光が可能な「ピクセルLEDヘッドライト」を採用し、照射パターンを最適化させて夜間視界を確保する。ステアリング操作に合わせて進行方向の道路の視界を確保する「アクティブベンディング機能」も装備。
また、広大なガラス面積で全席に開放的な雰囲気を提供することで人気の「チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラスルーフ」を標準装備しているのポイントだ。
インテリアには、一部にリサイクル素材が使用されたスウェードテキスタイルと洗練された感触のハイテク合成素材であるマイクロテックを組み合わせた新シート素材を取り入れ、カーペット素材は100%ペットボトルリサイクル素材を使用している。さらに、ツインモーターモデルでは、オレフォス社製クリスタル・シフトノブとテイラードウールブレンドシートが組み合わせられた使用をオプションとして選択することが可能だ。
また、ペダルを踏むと加速し、離すとブレーキをかけて最終的に停止まで制御することができる「ワンペダルドライブ」を取り入れており、ストップアンドゴーの多い都市交通においては、より快適に車速のコントロールが可能となった。