この記事をまとめると
■中古のEVが市場に多く溢れてきている
■格安で販売されている中古EVはバッテリーに問題がある場合が多い
■付属品や使い方もEVならではなので、購入前に確認が必須だ
中古でEVを選ぶ際にはエンジン車とは違うチェックが必要
最近ではかなり市民権を得てきたと言っても過言ではない電気自動車。各メーカーからも続々と新型の電気自動車がリリースされており、高い静粛性やモーター駆動ならではの走りのよさなども評価されつつある。
そして中古車市場に目を向けてみると、新車で購入するよりもリーズナブルなプライスを付けられた電気自動車も多く並べられており、それならちょっと買ってみようかな? という気持ちになる人もいるだろう。
しかし、中古車で電気自動車を購入する際はしっかりチェックしないと悲しいことになることもある。そこでここからは中古で電気自動車を購入する際に起こりがちな悲劇を考えてみたい。
駆動用バッテリーの劣化
中古の電気自動車を購入する際に、もっとも気になるのはやはり駆動用バッテリーの状態だろう。新車時には大容量な駆動用バッテリーを搭載している車種であっても、劣化が進んで容量の低下が起こってしまっていては本来の航続距離を走りきることは難しい。
ただ、車種によってはメーター上で簡易的にバッテリー容量の状態がチェックできるものあれば、専用の診断機を使用しないとわからないものまでさまざま。
また、メーカー系の中古車ディーラーで比較的高年式の電気自動車を購入する場合は、新車保証の継承や中古車用の保証が存在しているケースも多いが、個人経営の中古車店などでは駆動用バッテリーの保証が備わらないケースもあり、購入後の劣化については完全に自腹で対応しなければならなくなるケースもあるので、そこも注意したい。