ボディパネルの塗り忘れ! 配線が素人DIYレベル! 速くてかっこよきゃなんでもアリだった20年前のイタ車伝説 (2/2ページ)

部品の到着時期がバカンスに左右されることも

ブレーキの配管が適当

 イギリス仕様と同じにすればいいので、右ハンドル化が進んでいたのがイタ車だ。ただ作り慣れていないからか、数が少ないから適当でいいと思ったのが、たとえばある車種ではブレーキの配管の取り回しが適当でズッポリと抜けてしまう事例が多発していた。けっこう有名な話ではある。

配線が適当

 電気系はそもそも得意じゃないのか、配線が適当だったりする。間違えているクルマも見たことがあるし、純正の配線図とは違う仕組みになっているクルマも珍しくなかった。通常、配線は束ねて収めてあるが、素人DIYのように適当に突っ込んであったのにはビックリ。

パーツの適合

 正規物であれば部品番号があればパーツは入手できる。これはブレーキパッドで実際にあった例で、品番的には間違いないのに合わない。キャリパーの刻印から調べると、日本仕様ではなくて、ブラジル仕様が付いていたので合うわけがなかった。そもそも1980年代ぐらいまでは正規でも本国に車両のオーダーをしてもぜんぜん違う内容で送られてくるし、そもそも来ないこともあったというから、部品程度はかわいいものだろう。

バカンス

 そもそも部品が国内にちゃんとストックされていないことも多かった。そうなると本国取寄せとなって、通常であれば1カ月ぐらいで入手できる。最近は改善されているだろうが、20年ぐらい前までは「バカンスに入っちゃうから3カ月後ぐらいかな」と言われることがあった。バカンス前にオーダーしていても、直前だとやる気がないのでダメとも。最終的には「確かなところはわからない」と言われ、とにかく待つしかなかった。あくまでも休み優先とはうらやましい話しではあるが。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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遠藤ミチロウ、岡江久美子

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