この記事をまとめると
■イタリア車にはほかにはない魅力があり、クルマ好きから愛されている
■ただ過去にはかなり壊れやすいと言われていたことも
■20年前あたりの事例を挙げ、イタ車伝説を紹介する
20年前あたりの“イタ車伝説”を紹介!
イタリア車というのはほかの国のクルマとはちょっと違うから人気というか存在価値がある。たとえばカッコよかったり、美しかったり、可愛かったり。ときには奇妙と、個性あふれるデザインは最大の持ち味だろう。そのほか、スーパーカーに代表されるようなハイパワーモデルも昔から得意としている。
でも壊れるのもまたイタ車がダントツでもある。イタリア人にいいクルマの条件を聞くと「速くてかっこいい」で「壊れない」というのはそもそもない。最近のモデルは比較的壊れない程度で、具体的にはいちいち挙げないがまったくのトラブルフリーではない。ちょっと前までなら、さらに凄いことになっていて、イタ車伝説といってもいいほど。今回は20年前あたり。つまり2000年ちょい前ぐらいのモデルたちの伝説たちを紹介しよう。
ボディの色が違う
1990年代半ばまでに多かったのが、パネルの色がそこだけ違うというもの。これはけっこうあって、たぶんあとでやり直したのだろうが、ぜんぜん違っていたことも珍しくなかった。現在のようにインポーターがしっかりとしていない時代だと、納車前の点検も適当だったこともある。そもそもイタ車の輸入会社はコロコロ変わっていた。
塗装の垂れや塗り忘れ
ボディの色が違うのに似ているが、ドアの開口部などに塗装の垂れがあったり、ゴミが入っていることは珍しくなかった。イタリア人に聞くと「色が着いているからいいじゃないか」と言うが、色を塗り忘れていることもあったのはどうしたものか。
樹脂が折れる
イタリアの美術大学にはプラスチック造形科があると聞いてさすがだな、と思ったが、形にこだわるのみで品質はあまり関係なかった模様。20年前ぐらいまでのモデルは新車でもけっこうポッキリと折れたり、割れたりした。個人的にはハザードのスイッチの内部が折れて、点きっぱなしになったことがあった。